新たな時代を迎える
第20回Wリーグ開幕!

2018年10月18日



文:皆人公平/写真提供:Wリーグ

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 10月19日(金)、20日(土)より、第20回Wリーグが開幕する。先の「FIBA女子ワールドカップ2018」で活躍した女子日本代表や「第18回アジア競技大会」で銅メダルを獲得したB代表、さらには、「FIBA 3×3 U23ワールドカップで2018」で世界2位という快挙を成し遂げた若手選手たちがそれぞれの所属先に戻り、華麗なプレー、力強いプレーを披露しながら覇を競い合うことになる。

 20回目という節目を迎えるWリーグだが、注目はJX-ENEOSサンフラワーズが史上初の11連覇を達成するか、あるいは昨シーズン2位のデンソー アイリス、3位のトヨタ自動車 アンテロープスが初優勝を果たすかどうか──前述の通り、世界を相手に戦ってきた選手たちが各チームの主力となり、若手選手の台頭も期待できるだけに“新たな時代”の幕開けを予感させる。そして、その競い合いが日本の女子バスケのさらなる底上げにつながり、2020年の東京オリンピックで大きく羽ばたく原動力になるはずだ。

 10月12日、東京都内のホテルで12チームのキャプテンが一堂に会し、開幕に向けた記者会見が行われた。開幕戦の対戦カードごとにユニフォーム姿で登壇したキャプテンたちは、チームの仕上がり具合や今シーズンの目標、対戦相手の印象などを明るく元気に受け答えし、開幕が待ち遠しい様子。2回戦総当たりのレギュラーシーズンを戦い、上位8チームがプレーオフに進出できるが、“1つでも上を狙う”という意欲がひしひしと伝わってきた(以下、コメント抜粋)。

◆◆10月19日(金)◆◆
19:00 スカイアリーナ座間(神奈川県座間市)
◆富士通 レッドウェーブ vs 東京羽田ヴィッキーズ

S11_9797 (2)=高田汐織(富士通#31)=
 「スピード感あるバスケットを表現したいので、全員で走ってプレーしたいと思います。東京羽田さんは本橋選手を中心にアウトサイド・インサイドとも攻撃のバランスがすごく良いという印象です。チーム全員がしっかり気を引き締めて臨みたいと思います。目標は“ファイナル進出”です」

=本橋菜子(東京羽田#12)=
 「強豪の富士通さんはトランジションの速いバスケットを展開し、中も外もとてもバランスが取れているチームだと思います。目標はベスト4進出。簡単ではないですが、一戦一戦大切に戦っていきます。私自身、注目していただける機会が増えましたから、少しでも成長した姿を披露できればと思っています」

◆◆10月20日(土)◆◆
◆14:00 成田市中台運動公園体育館(千葉県成田市)
◆JX-ENEOSサンフラワーズ vs 山梨クィーンビーズ

S11_9814 (2)=吉田亜沙美(JX-ENEOS#12)=
 「ディフェンスからブレークというスタイルはいつもと変わりません。ただ、これまでよりもいろいろな組み合わせでも選手が出場することが増えると思いますから、私自身もそれを楽しみにしています。山梨さんは外からのシュートの確率が良く、ドライブが強い。そこを徹底して抑えることが必要だと思います」

=岡 萌乃(山梨#18)=
 「胸を借りるつもりでぶつかっていくだけ。個人的にはディフェンスが好きなので、ディフェンスでチームを支えたいですし、良い流れをつくりたいと思っています。今シーズンはクォーターファイナル進出が目標。昨シーズンは競り負ける試合が続いたので、1勝でも多く上げて、1つでも上の順位を目指したいです」

◆16:00 阿賀野市水原総合体育館(新潟県阿賀野市)
◆新潟アルビレックスBBラビッツ vs トヨタ自動車 アンテロープス

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=山澤 恵(新潟#16)=
 「チームは身長が低いので走り負けないことと、攻守にわたって連係プレーを大事にしようと練習に取り組んできました。それをコートで披露できればと思っています。相手のトヨタ自動車さんはインサイド・アウトサイドともバランスが良く、シュートの確率も高いチームですから、負けないように一生懸命プレーしたいと思います」

=三好南穂(トヨタ自動車#12)=
 「新潟さんはドライブが強く、3Pシュートも入るチームという印象です。特に3Pシュートを決められると勢いに乗せてしまいますから、簡単に打たせないようにしなければなりません。目標は日本一になること。昨シーズンのセミファイナルで悔しい思いをしたので、その悔しさを晴らしたいと思います」

◆13:00 ウィングアリーナ刈谷(愛知県刈谷市)
◆デンソー アイリス vs 日立ハイテク クーガーズ

S11_9845 (2)=髙田真希(デンソー#8)=
 「(代表活動では)自分自身も含めて、若い選手が経験を積んでいます。特に赤穂ひまわり、オコエ桃仁花はA代表としてしっかりプレーしました。チームとしては、昨シーズン、優勝を目指していたのに準優勝で終わってしまった悔しさがあります。そういう思いを全員が持って今シーズンに臨みます」

=鶴見 彩(日立ハイテク#13)=
「デンソーさんは日本代表が多く、大きくて走れる選手がたくさんいます。藪内夏美HCと#9鈴木知佳が(代表活動で)チームを離れていましたが、その間に一人ひとりが個人のスキルを上げようと練習に励みました。私自身、リングにアタックする力強いプレーを見ていただきたいと思います。目標はプレーオフ進出、そこでの勝利です」

◆15:30 ウィングアリーナ刈谷(愛知県刈谷市)
◆トヨタ紡織 サンシャインラビッツ vs 三菱電機 コアラーズ
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=川原ゆい(トヨタ紡織#11)=
 「目標はベスト4。サイズのないチームなので、相手の高さへの対応がなかなかできず、昨シーズンは苦しみました。今シーズンこそは目標を達成できるように、チーム全員で頑張りたいと思います。三菱電機さんは勢いがあるし高さもあって、チーム力が上がっています。自分たちもチーム力を発揮できるよう、団結して頑張りたいと思います」

=小菅由香(三菱電機♯9)=
「新人の#1竹原レイラが入団しました。彼女自身、早くチームに馴染めるようにと頑張っていますし、竹原を加えたチームとして徐々に出来上がっています。まずはベスト4に入れるように頑張りたいと思います。トヨタ紡織さんは脚を使ったプレー、フィジカルに当たってくるディフェンスが強い印象ですが、私たちはサイズを活かしたいと思います」

◆14:00 マエダハウジング東区スポーツアリーナ(広島県広島市)
◆アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス vs シャンソン化粧品 シャンソンVマジック

S11_9884 (2)=近平奈緒子(アイシンAW#11)=
 「昨シーズンは9位という、とても悔しい結果に終わりました。今年のチームは1対1が得意な若手選手が多いので、彼女たちがドライブを仕掛けた時などはセンターの自分が空くと思いますから、そこでミドルシュートなどアウトサイドからのプレーを増やそうと考えています。目標はプレーオフ進出、6位以上を目指したいと思います」

=落合里泉(シャンソン#28)=
 「(平均年齢が若いチーム同士の対戦なので)“若さvs若さ”になるかもしれません。相手は機動力があると思いますから、その辺りは負けないようにしたいと思います。昨シーズンは3位決定戦で負けてしまって悔しい思いをしました。昨シーズン以上の成績を収められるように頑張りたいと思います」

 開幕後のスケジュールは、レギュラーシーズンが2019年2月10日(日)まで。ほとんどの場合、週末ごと(金曜開催もあり)に、同じ相手と同じアリーナで対戦する。12チームによる2回戦総当たり方式で全132試合、各チーム22試合を行った後、上位8チームがプレーオフに進出。プレーオフは5位~8位による「セミクォーターファイナル(1戦先勝方式)」、その勝者と3位、4位チームが対戦する「クォーターファイナル(1戦先勝方式)」を経て、その勝者と1位、2位チームが対戦する「セミファイナル(2戦先勝方式)」、最後に2戦先勝方式の「ファイナル」で優勝が決まる(詳細はWJBLオフィシャルサイト参照)。

Wリーグ オフィシャルサイト ⇒ https://www.wjbl.org/

 なお、この日は『Wリーグ創設20周年記念式典』も行われた。めざましい活躍を見せた女子日本代表(FIBA女子ワールドカップ2018、FIBA 3×3 U23ワールドカップ2018)への花束贈呈や特別顕彰、パートナーアウォード表彰セレモニーの他、J☆Dee´Zのスペシャルパーフォーマンスに加え、特別企画として「あの日あの時……~第1回Wリーグをふり返る~」と題したスペシャルトークショーも。その様子はWリーグオフィシャルサイトで詳報されているのでご覧いただきたい。

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