夢よ、花咲け! 女子U23日本代表“世界一”
FIBA 3×3 U23 ワールドカップ2019

2019年10月16日



文:hangtime編集部 写真:FIBA.com ⒸFIBA

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 10月2日から6日にかけて開催された『FIBA 3×3 U23 ワールドカップ2019』(@中国・蘭州市)において、女子U23日本代表が“世界一”に輝いた。これはFIBA(国際バスケットボール連盟)が主催する国際大会で日本が初めて手にした金メダル。前回はロシアに敗れて銀メダルに終わったが、同一カードとなった今大会は、宿敵ロシアを撃破しての快挙となった。JBA(公益財団法人日本バスケットボール協会)を通して発表されたメンバーのコメントは以下の通り(一部抜粋)。

 U23女子FIBAランキング1位のロシアを相手に堂々の勝利を収めたトーステン・ロイブルディレクターコーチは、「選手たちを誇りに思います。日本は今大会のベストディフェンスチームで、素晴らしいディフェンスパフォーマンスの結果です。ゲームプランをほぼ完ぺきに実施したからなしえた功績です」と選手たちを称えた。

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 大会MVPに選出された山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)は、「世界一になれたことをほんとに嬉しく思います。最高のメンバー、いつもサポートしてくださるスタッフの皆さん、このような場を与えてくださった方々に感謝したいです。また、日本からたくさんの応援ありがとうございました! 昨年はロシアに負けて悔しい思いをし、その思いを晴らす場でもありました。今シーズンの試合はこれが最後なので、絶対に勝って帰りたいという思いが強かったです。試合を重ねるごとに成長できたと思います」と喜びをかみ締めた。なお山本は、シュートコンテストでも優勝を果たしている。

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 トヨタ自動車でもチームメイトの馬瓜ステファニーは、「前回大会の結果 (銀メダル) を上回ることを目標として戦ってきました。だからといって上を見すぎるのではなく、一戦一戦、確実に勝利を重ねながらここまで辿り着けたと思います。全員が自分のやるべき仕事を自覚して徹底したことで、身長やパワーでは勝てない相手にも勝つことができました」と、チームの成長を実感。

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 三菱電機コアラーズに所属する西岡里紗も、「ここまで支えてくださったスタッフの方々や一緒に戦ってくれた仲間には感謝しかありません。本当に最高のチームです! どんなにしんどいときでもみんなで声をかけあって、意見を出しあって我慢し、頑張り続けた結果がこの優勝だと思います。まだ課題はありますが、ひとまず東京オリンピックに向けて良い結果が残せて良かったです」と先を見据えた。

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 唯一の大学生、永田萌絵(東京医療保健大学4年)は、「今大会は私にとって、3×3では初の国際大会。緊張や慣れない部分もありましたが、チームの目標だった金メダル獲得を達成することができ本当に嬉しいです。3×3ならではの雰囲気で楽しくプレーができ、さらにバスケが好きになりました。今回の経験は自分の成長につながると思うので、さらにレベルアップできるように頑張っていきます」と、手応えを口にした。

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左から #15 西岡里紗、#23 山本麻衣、#32 永田萌絵、#3 馬瓜ステファニー。

 大会と同時期(10月2日)にFIBAから発表があり、来年の東京オリンピックで初めて実施される3×3の開催国枠が「男女合わせて1枠」となることが伝わってきた。今年3月の時点では、IOCの承認が条件とはいえ「男女1枠ずつ」に決まったものと受け止めていただけに残念ではあるが、こうなった以上は実力で出場権を獲りにいくしかない。

 11月1日時点でのFIBA3x3ランキングで出場国(枠)が決まるので、日本はその時点で上位にいる男女どちらかに出場国枠が与えられることになるだろう(男子8位、女子11位※10月19日現在)。そうなると残った方は、今後行われる大会で好成績を収めてランキングを上げるしかない。「女子U23日本代表“世界一”」のニュースは大きな自信と励みになったはずだ。東京オリンピックに男女揃って出場し、メダル獲得という目標を達成するためにはファンの熱烈な応援があと押しとなるので、これからもみんなで応援しよう!

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=FIBA 3×3 U23 ワールドカップ2019=※女子
[POOL A]
ロシア 4勝0敗
ベラルーシ 3勝1敗
チェコ 2勝2敗
ドミニカ 1勝3敗
インドネシア 0勝4敗
[POOL B]
オランダ 4勝0敗
中国 3勝1敗
ハンガリー 2勝2敗
スイス 1勝3敗
スリランカ 0勝4敗
[POOL C]
モンゴル 3勝1敗
ドイツ 3勝1敗
ルーマニア 3勝1敗
イラン 1勝3敗
ウガンダ 0勝4敗
[POOL D]
フランス 4勝0敗
日本 3勝1敗
ウクライナ 3勝1敗
イタリア 1勝3敗
トルクメニスタン 0勝4敗
日本 10‐21 フランス
日本 20‐11 ウクライナ
日本 21‐20 イタリア
日本 22‐ 8 トルクメニスタン

[QURTER FINAL]
ロシア 21‐ 6 ドイツ
フランス 18‐17 中国
日本 22‐ 9 オランダ
ベラルーシ 21‐10 モンゴル

[SEMI FINAL]
ロシア 16‐11 フランス
日本 16‐ 9 ベラルーシ

[FINAL]
日本 19‐14 ロシア