いよいよB3が東京ダービーで開幕
東京エクセレンスの新たな船出

2021年01月07日



文:川西祐介/写真:東京エクセレンス

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 新型コロナウイルスの影響を受け、2020-21シーズンの開幕が年明け1月にずれ込んだB3B1B2の試合が行われる中、B3クラブのファンは、今かいまかとはやる気持ちを抑えられずにいたことだと思う。そしてようやく、明日、八王子ビートレインズと東京エクセレンスによる、東京ダービーにてB3が開幕する。

 2季ぶりのB3参戦となる東京EXは、B2を戦った昨季のロスターから、外国籍選手の2人、ジョーダン・フェイゾンとライアン・ステファン、さらに丹野合気が移籍。この3人がチーム得点のトップ33人合計の平均得点が60点弱)を担っていたこともあり、今季オフェンスをどのように組み立てるのかに注目される。

 新たにロスターに加わった外国籍選手は3人。彼らの加入について、宮田諭(選手兼)GMに訊くと、まず東京サンレーヴスから移籍してきたマイケル・クレイグについては、「ウチは日本人選手の誰か1人が20得点するようなことはあまりないので、バランス良く全員で攻める必要があると考えた時に、パスが上手い選手が欲しい、バランサーが取りたいと思って、マイクに来てもらった。彼は自分で点も取れるし、パスもできる。賢い選手」と評価。

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 そして、225cmとバスケットボール選手らしさを体現する、サムエル・デグアラについては、「インサイドオフェンスでは圧倒的な支配力がある。ディフェンスが23人いても正直守りにくいと思う。このアドバンテージはすごく大きい。ただ、機動力があまりないので、ディフェンス面ではまだ難しいところもある。そこは、他のプレーヤーで上手くカバーしないといけないでしょうね。彼を活かすチームプレーは、まだ模索中ですけど、いいところを引き出すことができれば、メチャクチャいい戦力になると思います」

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  さらに、昨季はトライフープ岡山でプレーしていたテレンス・キングについては、「サムが、ファウルトラブルを起こしてプレータイムが制限される可能性もあるので、3人目である程度バランスのとれるTKを選びました。マイクとタイプが近いかもしれないですね。インサイドもアウトサイドもできて、チームが求める仕事をしてくれる」と、期待を表した。

 クレイグとキングは、昨季それぞれの所属チームで、平均23点以上をあげており、B3チームを相手にしての得点面という部分でも期待が大きいだろう。デグアラも、開幕であたる八王子とのプレシーズンマッチでは、しっかりとゴール下で存在感を示した。

 新たなロスターでのチームづくりについて、石田剛規HCは、「フェイズとライアン、丹野が移籍した分、誰かが得点を補わないといけません。クレイグはパスが上手く、まわりを活かすことに長けています。サムはインサイドでの存在感は大きいですが、大量得点するというタイプではありません。そうなると、日本人選手のレベルアップ、得点能力の向上というのが必要になります。オフの間、そのための練習をしてきていて、結果天皇杯やプレシーズンで、何人か得点に絡めてきていると思います。この流れて日本人選手の得点を増やしつつ、クレイグのクリエイト能力、サムの高さのアドバンテージを最大限に引き出したい」と考えを訊かせてくれた。

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 日本人選手の得点面で期待値が上がっているのが、東京EX4シーズン目を迎える小倉渓だろう。天皇杯2次ラウンドのサンロッカーズ渋谷戦では、B1チームを相手に積極的なプレーで、チームトップの17得点。SR渋谷の攻めるディフェンスをかいくぐっての得点もさることながら、積極性に攻める姿勢、自信を持ったプレーに、成長を感じさせてくれた。

 宮田GMも石田HCも今季の目標は“B3優勝と声を揃える。最後にB3を戦った2018-19シーズンは勝率90%と圧倒的な強さを発揮した東京EX。今季はどんな戦いを見せるのだろうか。

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