目標としていた新人賞を受賞した前田悟
来季も富山グラウジーズを牽引する

2020年05月09日



文:川西祐介/画像:B.LEAGUE
コメント 2020-05-09 194416

 新人賞を獲得した前田悟が、B.LEAGUE AWARD SHOWの配信の後、オンライン会見を実施した。

 今季41試合すべてに出場し、8試合目からはスターターに定着、新人賞候補の中でトップとなる平均11.5点を記録するなど、富山グラウジーズの主力として活躍した前田。ドナルド・ベックHCの信頼を勝ち得たきっかけについて、22点をあげる活躍を見せた開幕戦についてふれた。

「あの試合、富山の大黒柱でもあるジョシュア・スミスがファウルトラブルになった中で、僕はベンチからシックスマンとして出ていったんですけど、なんとか流れを変えよう、チームに勢いをつけようと、それだけを考えて無心でプレーしました。結果、全部決まったと思うくらいシュートが入って、それでインパクトを残せたのかなと思います。ベックHCは結果を評価してくれるコーチなので、そのインパクトも評価してくれたんだと思います」

 先発として勝利に貢献してきた前田だが、自身の中でしっかりと課題も持っている。「ドリブルの精度を上げたり、ピック&ロールの使い方を学んで、プレーの幅を広げたいです。また、大学の頃よりポジションが上がった分、フォワードやガードをどう守るのかというのも課題です」。

 シーズンでのベストプレー、ベストゲームについて訊かれると、「ベストプレーは、年末(12月29日)のレバンガ北海道戦で、マーキース・カミングス選手からファウルを受けながら決めた3Pシュート。4点プレーになって、あれがその試合を決定づけたと思います」。そして、「ベストゲームは、10月15日の川崎ブレイブサンダース戦です。その前の日曜日の試合でスミスがケガをしてすぐの水曜日の試合で、外国籍選手がレオ・ライオンズ一人という中で、チーム全員で戦って勝つことができた」と、自身の印象に残るプレー、ゲームを挙げてくれた。

前田悟 (2)

 すでに契約合意し、来季も富山の一員となる前田の来季の目標は、「チームは強豪ばかりの東地区に入ったんですが、そこでプレーすることは楽しみにしています。ビッグクラブを富山という地方のスモールクラブが倒すというのは面白いと思うので、それも楽しみにしたいです。また、その中でもチャンピオンシップに出て、優勝を目指したい。個人としては、さらに成長して、またアワードで表彰されるような選手になりたいと思っています」と豊富を語った。

 新人賞受賞について、「正直僕かなと思っていた(笑)。実際発表されるまではドキドキでしたけど」と、今季の結果については自信を深めた様子。ただ昔から言われるように、新人賞はまだスタート。これからの前田の成長が、富山の来季の躍進につながるのは間違いない。前田が“熱い”と言う富山ブースターの後押しを受けて、どこまで成長できるのか。来季の活躍を楽しみにしたい。