B.LEAGUE 2019-20 SEASON
一足早くB2開幕

2019年09月24日



文 hangtime編集部 写真 B.LEAGUE ⒸB.LEAGUE

B2 1節 信州vs広島001

 B.LEAGUEの4シーズン目が始まった。B1は10月3日(木)、横浜アリーナで開催される川崎ブレイブサンダース vs 宇都宮ブレックスが開幕戦となるが、B2は一足早く9月20日(金)からスタートした。フォーマットが変更され、「4」から「8」に枠が増えたプレーオフ進出を目指すことになるが、それは、言うまでもなく“B1昇格争い”の第一歩。まずは地区2位以内を視野に、長丁場のレギュラーシーズンを戦い抜くことになる。まずはどのチームも、この開幕に照準を合わせてきたに違いない。

連覇に挑む信州、昇格準備完了の広島
 B2の開幕戦で注目度が高かったのは、信州ブレイブウォリアーズvs 広島ドラゴンフライズだろう。B2連覇を狙う信州は、安定感のある外国籍選手、ウェイン・マーシャル、アンソニー・マクヘンリーが健在で、日本人選手の層も厚みを増している。対する広島はB2制覇からのB1定着に照準を合わせ、大型補強を断行した。

B2 1節 信州vs広島002
 1戦目は出だしから一進一退の攻防が続くものの、前半を終えて40‐33と信州がリードする。3Qに入ると渡邊翔太、三ツ井利也が攻撃を牽引し、2人で15得点を挙げるなどリードを保った。4Qは広島の新戦力、古野拓巳が10得点、得意のスティールも2本決めて追い上げを図ったが及ばず、85‐77で信州がまずは1勝。

 2戦目、前日の流れを引き継ぐかのように信州が前半を42‐32とリードした。負けられない広島は3Qでスパートし、ベテランの朝山正悟が2本の3Pシュートを含む9得点。ジャマリ・トレイラー、グレゴリー・エチェニケの2人が計12リバウンドとインサイドで粘りを見せた。このクォーターを13‐25とし、55‐57と2点リードのまま4Qへ。緊迫した試合展開は1プレーごとに逆転や同点を繰り返しながら、残り3分59秒、広島の谷口大智が3Pシュートを決めて、69‐71。3分18秒、朝山が続いて3Pシュートを成功させ69‐74とリードを広げた。その後、信州も粘りに粘ったが、再びリードを取り戻すことはできず、77‐81で広島が勝利し、1勝1敗とした。

昇格組(東京EX、越谷)は上々のスタート
 今シーズンからB2初参戦の越谷アルファーズは、アウェーで熊本ヴォルターズと対戦した。越谷にとって記念すべき初ゴールはダニエル・オルトンのジャンプシュート。その後もオルトン、チャールズ・ヒンクルが3Pシュートを決めるなど、0‐12とリードした。1Qを16‐24で終えると、2Qこそ熊本に反撃を許したが、4Qにはヒンクルが1人で17得点と大活躍。ホーム初戦で硬さが見られた熊本の追撃を振り切り、見事初勝利を収めた。

 2戦目は熊本が落ち着いた試合運びを見せ、93‐73と圧勝し、1勝1敗。ギャビン・ウェアの23得点を筆頭に、中西良太が20得点した他、ディビッド・ウィーバー、石川海斗、木田貴明の5選手が2ケタ得点と持ち味の攻撃力を発揮した。

B2 1節 熊本vs越谷004

 B2復帰を果たした東京エクセレンスは、ホームにアースフレンズ東京Zを迎えての「東京ダービー」で今シーズンの幕開けを飾った。第1戦は前半を終えて35‐47と苦戦を強いられたものの、後半に入るとセンター、ライアン・ステファンにボールを集め、着々と加点。59‐62に迫って始まった4Qはなかなか追いつけないままだったが、残り4分を切って71‐70と逆転して逃げ切りに成功。この試合、ライアンが30得点、11リバウンド、ジョーダン・フェイゾンが21得点、13リバウンドのダブルダブルでチームを引っ張った。第2戦は、昨シーズンからメンバーの変更が少ない東京EXが息の合ったプレーを披露し、B.LEAGUEでのチーム最多得点差となる40点差をつけて、92‐52で圧勝した。

B2 1節 東京EXvs東京Z001

「今度こそ」の決意で挑むB1昇格
 昨シーズン、B2準優勝の群馬クレインサンダーズはライセンスの問題でB1昇格を果たせなかった。下馬評で高評価を受けていた茨城ロボッツ、仙台89ERSはシーズン後半で失速してしまった。同じ轍を踏むまいと準備をしてきたチームは、どんな開幕を迎えたのだろうか。

B2 1節 茨城vs福岡001

 茨城は、新しい指揮官にアンソニー・ガーベロットヘッドコーチを迎え、B1経験者の小林大祐、二ノ宮康平、実績のあるニコラス・カナー・メドリー、ダニエル・オチョフという外国籍選手をロスターに加えた。ライジングゼファー福岡との開幕戦では、新戦力が存分に持ち味を発揮し、既存の選手たちも刺激を受けたようだ。1戦目を86‐74で勝利すると、2戦目は100‐71で圧勝。新しいホームアリーナ、アダストリみとアリーナで万全のスタートを切った。

B2 1節 群馬vs仙台001

 群馬と仙台の開幕戦は明暗が分かれた。1戦目は81‐79、2戦目は延長の末、62‐57と接戦を演じた仙台だが、主力の不在が響いて連敗。京都ハンナリーズから久々に復帰した片岡大晴が期待通りのプレーを披露し、本人はもちろん、ブースターもホッとひと安心だろう。次節は茨城との対戦が待っているだけに、チームのコンディションを早く戻さなければならない。

B2 1節 群馬vs仙台002
 群馬は僅差ながら連勝したことに加え、昨シーズン、島根スサノオマジックのB1昇格に貢献したロスコ・アレンの存在がチームに活気をもたらした。粘り強く戦い抜くスタイルがより強固になり、ここ一番での切り札が増えたのは楽しみだ。