残り7試合で残留確定へ
生き残りを懸けた熾烈な争い

2019年04月05日



文:hangtime編集部/写真:B.LEAGUE

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 B1のレギュラーシーズンも残すところあと7試合。東地区1位の千葉ジェッツと、西地区1位の琉球ゴールデンキングスに地区優勝マジックが点灯(千葉「6」、琉球「3」)し、両チームを含む5チームにチャンピオンシップ(CS)出場確定の「☆」印が付いた。東地区がワイルドカード上位を占めることが確定しているため、CSの残り3枠は西地区の2枠とワイルドカード下位の計3チームに絞られている。

 西地区2位の京都ハンナリーズが29勝24敗、同3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズが28勝25敗。中地区3位のシーホース三河が28勝25敗、同4位の富山グラウジーズが27勝26敗で、計4チームが残り2枠を争い、そこに東地区4位のサンロッカーズ渋谷(25勝28敗)が、ワイルドカード下位争いに絡んでくるかどうかが注目される。

 そんな上位の動きとともに気になるのが下位、すなわち残留プレーオフ回避の争いだ。下位4チームがB1残留プレーオフを戦わなければならないが、そのデッドライン上に5チームがいる。東地区5位の秋田ノーザンハピネッツ(15勝38敗)と同6位のレバンガ北海道(10勝43敗)。中地区6位の横浜ビー・コルセアーズ(14勝39敗)に、西地区5位の滋賀レイクスターズ(14勝39敗)と同6位のライジングゼファー福岡(11勝42敗)だ。数字上、三遠ネオフェニックス(中地区5位:20勝33敗)と大阪エヴェッサ(西地区4位:20勝33敗)にもその可能性は残されているものの、下位チーム同士で星をつぶし合うこともあり、ほぼ安全圏内と言えるだろう。

 ということは、やはりこの5チームのうち4チームが残留プレーオフに回ることになり、残念ながら、北海道、福岡は上昇の兆しが見出だせない状況のままなので、秋田、横浜、滋賀の3チームがいかに抜け出すかが焦点になる。

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 滋賀は外国籍選手の入れ替えが奏功し、直近の10試合で5勝5敗。琉球から1勝を挙げ、秋田との直接対決でも連勝した。横浜には0勝2敗と負け越しているので、三つ巴の争いになれば得失点差で決着もあり得る。秋田は上位チームとの対戦が続き1勝9敗、横浜も同様で2勝8敗と苦戦が続いている。

 同地区内の対戦が続く3チームは目の前の1勝を獲りにいかなければならない。前節(第32節)では、秋田が千葉と互角、いやそれ以上の戦いぶりを見せたが残り30秒からの逆転負けを喫し、横浜は三河に先行を許すも4Qで猛追し、94‐92と1ゴール差まで迫る粘りを見せた。下位チームとの対戦を残す秋田(vs 北海道)、滋賀(vs 福岡)が有利な印象もあるが、ここまできたら星勘定など意味はない。いかにアグレッシブにプレーできるか、得意とする展開に持ち込むことができるかがカギになる。

 先日(3/30)、A東京と対戦した秋田のキープレーヤーの一人、白濱僚祐は試合後にこんなコメントを残している(試合は84‐69のスコアで敗れたが、前半は秋田がリードを奪った)。

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 「ディフェンスから入れましたが、それが僕たちのスタイル。出だしから激しいディフェンスで自分たちのリズムが作れたので、相手の得点を抑えることができました。多くのブースターさんが応援してくださっているので、“気持ち”を見せないダメだと思っています。ディフェンスはもちろんですが、ボールを持ったら積極的に攻めよう、気持ちを出せた分、(オフェンスも)ある程度のパフォーマンスはできたかなと思います。残留プレーオフ回避に向けては、今日みたいな気持ち、チーム全員で戦うという気持ちを出してプレーすることが大切です」

 彼の言葉が代弁するように、秋田は前節(4/3)でもディフェンスのインテンシティで千葉を上回るような展開を披露し、彼自身も2本の3Pシュートを含む14得点、4アシストを記録した。

 いよいよ残り7試合。CSの対戦カードがどう決まるか楽しみだが、果たして残留プレーオフを回避するのはどのチームなのかも注目したい。ちなみに、下位チームの対戦カードは以下の通りになっている。

=第33節(4/5-7)=
秋田ノーザンハピネッツ  vs サンロッカーズ渋谷
三遠ネオフェニックス    vs 横浜ビー・コルセアーズ
滋賀レイクスターズ      vs ライジングゼファー福岡