無念……次のオールスターこそ、ダンクを!
秋田ノーザンハピネッツ、 白濱僚祐

2019年01月18日



文:皆人公平/写真:B.LEAGUE 

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 2019年1月5日、年明け最初の試合(第18節:川崎ブレイブサンダース戦@川崎市とどろきアリーナ)に臨んだ秋田ノーザンハピネッツは84-62で敗れた。翌日の2戦目も72-58で落とし11勝20敗、東地区5位で前半戦を終了。天皇杯・皇后杯を挟んで16日にアルバルク東京戦、その後は週末に「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019」があり、23日に再び平日開催のレバンガ北海道戦を戦うことになる。

 1月末の男子日本代表戦など、やや変則的なスケジュールが続く中、B1復帰を果たした秋田の主力の1人、白濱僚祐は自身のコンディションやチームの戦いぶりをどのように見ているのだろうか。5日の試合後、話を訊いた。

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──30試合を終えました。これまでをふり返っていかがでしょうか。
「今シーズンは半分以上ロスターが代わり、チームの雰囲気は変わっているのですが、(選手たちが)やるべきこと自体は変わっていません。ペップHC(ジョゼップ・クラロス・カナルス)が信念を持って取り組んでいますし、求めるバスケットは一緒。僕自身、昨シーズンとやることは同じだと思っています。チームも僕も、コンディションという意味では大きな変化はありませんが、ただ戦っているステージが違う。B2から再びB1でプレーすることになり、通用する部分と通用しない部分があるという感覚は正直あって……でも、だからといってネガティブに受け止めているわけではありません」

──B2と同じ感覚でプレーしてはいけないということ?
「昨シーズンに関しては、『B2だから……』という気持ちがどこかにあったかも知れません。今シーズンは、通用する部分に関してはすべてが自信につながりますから、その意味では、昨シーズンよりも気持ちの面で充実しているなと感じています。1シーズン目のB1より勝てていますし、モチベーションも上がっています」

──今シーズン、ペップHCから、特に指示されていることはありますか。
「やはりディフェンスです。僕に限らず、チーム全体に徹底されていることですが、まずはディフェンス。攻撃で失敗してもいいからディフェンスを頑張れ、と言われています。ディフェンスに関しては、相手のシューターを抑える役割が与えられています。ディフェンスが好きというわけではないですが(笑)、自分の強みだと思っています。相手の中心選手やエースと言われる選手とマッチアップする時はいつも気合が入りますし、どんな選手が相手でも、常にディフェンスは激しさを持ってプレーするよう心がけています」

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──ペップHC体制2シーズン目ですから、バスケットスタイルは浸透している?
「チームとして、求められていることは理解していると思っていますし、細かなところでも頑張れば評価してもらえることもわかっています。相手のレベルが上がっている分、難しいところもあってペップHCの要求に対して十分に応えられていないと(昨シーズンよりも)感じているので、もどかしいところはあります。昨シーズンは通用していたのに今シーズンは通用していないと感じることがあります」

──ここまでの星勘定、ご自身のスタッツに関してはどう感じていますか。
「スタッツはあまり気にしないようにして試合に臨んでいます。ただ、改めてスタッツを見ると(前半をふり返って)、1シーズン目よりもシュートパーセンテージや得点が低いので、このままではいけないなと感じています」

──今日の試合に関しては、持ち味であるゴールへのアタックが少ないように感じましたが?
「今日の試合に限らず、常に意識してないと上手く行きません。普段から積極的にアタックする気持ちを持ってプレーするように心掛けています。積極的なプレーで“絶対フィニッシュするのだ”という気持ちで臨まなければいけないと思っています」

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──ALL-STAR GAMEにリーグ推薦で出場します。どんなプレーを披露したいと思っていますか。また、後半戦に向けての決意をお聞かせください。
「このままでは正直、見せ場がないなと思っています。1回目も出場させていただきましたが、その時はダンクを公約にしていたのにできませんでした。今度こそダンクを決めたいですね。弾みをつけて、後半戦に向けて上昇するきっかけを自分で作っていきたいと思います。そして、後半戦に向けてはペップHCが望むことをしっかり遂行すること。すぐには難しいかもしれませんが、それがしっかりできれば、僕自身が理想とする選手に近づけると思いますし、まわりからも信頼される選手になれると信じています。上位チームとの対戦が続きますが、強い気持ちでアタックしてきたいですね」
(編集部注:1/16のアルバルク東京戦で脳しんとうと診断され、ALL-STAR GAMEは欠場)

 B.LEAGUE初年度(2016-17シーズン)、アイシンシーホース三河から秋田に移籍して来た白濱は43試合に出場し(そのうち42試合はスターター)、1試合平均の「出場時間23:24」「得点6.0点」「3Pシュート成功率38.4%(38/99)」「リバウンド2.4本」「アシスト1.7本」を記録した。翌シーズンのB2では57試合に出場し、(そのうち42試合はスターター)、1試合平均の「出場時間19:44」「得点8.0点」「3Pシュート成功率36.3%(49/135)」「リバウンド2.9本」「アシスト1.8本」。今シーズンはここまで31試合すべてに出場し、(そのうち22試合はスターター)、1試合平均の「出場時間24:07」「得点5.5点」「3Pシュート成功率28.0%(14/50)」「リバウンド2.5本」「アシスト2.4本」と抜群の安定感を発揮し続けている。

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以前、B.LEAGUEの生みの親とも言うべき川淵三郎より、スター候補として名前を挙げられたことがある白濱はB.LEAGUE屈指のイケメン(三浦春馬、ディーン・フジオカ似との噂も!?)として人気が高い。もちろん身体能力の高さ、果敢にダンクに行くプレースタイルこそ、最大のアピールポイントだ。ALL-STAR GAMEでのダンクはまたもお預けになってしまったが、次こそは期待したい。そう、ダンクならレギュラーシーズンで見せてもらってもいいのだから。巻き返しを図る秋田の起爆剤となる活躍が楽しみだ。