アルバルク東京のシェーファー アヴィ幸樹が
横浜ビー・コルセアーズ戦でB.LEAGUEデビュー

2018年12月23日



文:川西祐介/写真:©ALVARK TOKYO

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 12月19日にアルバルク東京への加入が発表されたばかりのシェーファー アヴィ幸樹が22日、アウェーでの横浜ビー・コルセアーズ戦で早くもデビューを飾った。

 試合残り2分54秒に、ミルコ・ビエリツァとの交代で登場すると、同1分25秒に記念すべきプロ初得点を決めた。デビュー戦に残したスタッツは2点と1リバウンドだ。

 シェーファーと言えば、中学生まではサッカーをプレーしていて、本格的にバスケットボールを初めたのが、インターナショナルスクール入ってからと遅かったことが知られている。

 しかし、それから2年弱でU18の日本代表に選出され、2016年の第24回FIBAアジアU18男子バスケットボール選手権大会での準優勝に貢献した。翌年行われたFIBA U19バスケットボールワールドカップにはゴンザガ大に通う八村塁と共に参戦し、活躍したことも記憶に新しい。その後も第40回ウィリアム・ジョーンズカップや第18回アジア競技大会に出場するなど、代表で活躍を続けている。

 昨年からNCAAディヴィジョン1のジョージア工科大学に進学したが、今シーズンはレッドシャツということで公式戦出場はかなわず、そうした中でA東京への加入となったのだ。プロ契約を結ぶとNCAAではプレーできなくなるルールがあるので、八村との対戦を見ることができなくなったと残念に思うファンがいるかもしれない。しかし、B.LEAGUEで毎週のようにシェーファーのプレーが見られるようになったということは、今後の楽しみが増えたというもの。ちなみに、大学には籍を残しているので、オンライン授業などで単位を取りながら、学位の取得を目指すという。

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 試合直後、シェーファーにプロデビューの感想を訊いた。
――プロとして、B.LEAGUE最初の試合でした。
「そろそろ呼ばれるかなって、心の準備はしていたのですが、いざ呼ばれたら少し緊張しました。(大差がついており、戦術的な交代というよりは)ルカHCに出してもらったという段階で、コーチに感謝という気持ちです。短い時間でしたが、初得点できたので、そこは良かったなと思います」

――チームメイトが点を取らせようと、積極的にシェーファー選手にボールを回していましたね。
「そうですね(笑)。それは僕も感じていたので、積極的に点を取りに行きました」

――日本代表でプレーするのと、B.LEAGUEでプレーするのは、やはり違いましたか?
「だいぶ違います。これまでは学生、アマチュアとしてやっていたのですが、プロとなると責任もともないます。そこはやっぱり違うなと思いました」

――代表で指導を受けたルカ・パヴィチェヴィッチHCがいて、一緒にプレーした選手も多くいることも、A東京加入の理由ですか?
「代表で一緒にプレーしていた選手が、ルカHCの指導で成長されているなという印象を持っていたんです。ルカHCのもとなら自分も成長できると思いましたし、チームとしてとてもいい雰囲気だと感じたのが理由ですね」

――そのルカHCから期待されていることはどんなことでしょう。
「日本人ビックマンとして、ピックアンドロールのゲームを完璧にすることを言われています。そうすれば、プレーヤーとして重宝されるともアドバイスされました。ルカHCは一つひとつのプレーを細かく教えてくださるので、ピックアンドロール、ピックアンドポップの技術を今はとくに磨いています」

――A東京は外国籍選手も含めてインサイドが充実しています。そこでプレータイムを掴む自信は。
「自信はもちろんありますよ。ルカHCが選んでくれたということも自信になっています。それに、日本でもトップレベルの選手と練習ができ、日々実力を上げることができますから、楽しみでもありますね」

――今後の目標は。
「個人としては、チームプレーを覚えて、チームに馴染むことで、プレータイムを獲得することです。チームとしては連覇を狙っているので、それに貢献できるように頑張ります」

 バスケットボールの経験が少なく、プレーヤーとしての伸びしろが大きいシェーファー。その成長段階をB.LEAGUEで見ることができるのは、A東京ファンならずとも楽しみだ。持ち前のフィジカルを活かし、B.LEAGUEでスキルを磨いて、活躍の場を世界へと広げて欲しい。NCAAでは見ることができなかった八村とのマッチアップだが、NBAでの実現を期待したい。

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