まずは1勝!  第18回Wリーグ ファイナル
2017年3月8日(水)からスタート!!

2017年03月07日



文・皆人公平 写真・吉田宗彦

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 2016年10月に開幕した「第18回Wリーグ」もいよいよファイナル。JX-ENEOSサンフラワーズ(リーグ戦1位)とトヨタ自動車アンテロープス(同2位)が、5戦3先勝方式で対戦する。昨夏のリオデジャネイロオリンピックで活躍したAKATSUKI FIVE 女子日本代表選手が多数出場するが、はたして彼女たちがどんなプレーを披露してくれるのか楽しみだ。また、先のオールジャパンを制し、今シーズン無敗の絶対王者・JX-ENEOSに対し、トヨタ自動車はどんな「秘策」を用意し挑戦するのか、そして“1勝”をもぎ取ることができるかどうかに注目が集まる。

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JX-ENEOSの牙城を崩せ
 この両チームの対戦は、オールジャパンを含めJX-ENEOSの4勝0敗で、いずれも2ケタ得点差をつけて圧倒している。優勝の行方となると、JX-ENEOSの優位は揺るがない。吉田亜沙美のキャプテンシー&ゲームメイク、渡嘉敷来夢、間宮佑圭のインサイドに、一番の成長株、宮澤夕貴と安定感のある岡本彩也花がスタートに顔を揃える布陣は盤石で、セミファイナルのデンソー アイリス戦も前半で相手の戦意をくじいてしまった。加えてベンチメンバーも強力で、コートに立てば誰もが主役級の働きができる、それがJX-ENEOSの強みといえる。

 一方のトヨタ自動車はベテランの大神雄子がチームを引っ張り、3Pシューター、栗原三佳や近藤 楓の得点力で対抗する。セミファイナルの第3戦(vsシャンソン化粧品 シャンソンVマジック)で先発した矢野良子がいい働きをしたが、同じようにベテランの起用法がひとつのキーになるかもしれない。インサイドはルーキーの馬 伊娜、キャリアを積んでいる森ムチャに相当の奮起が求められる。

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AKATSUKI FIVEの土台固めに
 もう1つ、ファイナルで興味深いのがベンチワーク。JX-ENEOSの指揮を執るのはトム・ホーバスヘッドコーチで、彼は次期女子日本代表ヘッドコーチ就任が決まっている。トヨタ自動車はドナルド・ベックヘッドコーチがベンチを預かる。海外でのコーチ歴はもちろんのこと、日本でもトヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京:男子)時代に優勝経験があり、最優秀ヘッドコーチ賞受賞という実績の持ち主だ。

 ホーバスHCはリオ五輪では代表コーチを務めたが、こんな話を聞いたことがある。「JX-ENEOSのバスケットに自信があります。国内では高さのあるチームで、アグレッシブなプレーができ、メンタルも強い。我々に対して、他のチームがどういうバスケットで対抗してくるのか、それは女子日本代表が世界と戦うためのヒントになりました」。現在、Wリーグで抜きんでた実力を備えるJX-ENEOSのバスケットは、女子日本代表のベースとなるものだろう。そのJX-ENEOSが圧倒的な力を見せること。そして、JX-ENEOSを打ち破ろうとする他のチームのチャレンジが、女子日本代表の強化に結び付くのかもしれない。その意味では、ベックHCがどういう戦略・戦術で“1勝”をつかもうとするのか見てみたい。

(写真はいずれもALL JAPAN 2017より)

 

【ファイナル日程】
第1戦 3/8(水)19:00@佐賀県総合体育館

第2戦 3/10(金)19:00@熊本県立総合体育館
第3戦 3/12(日)15:30 @国立代々木第二体育館
第4戦 3/14(火)19:00 @国立代々木第二体育館※
第5戦 3/16(木)19:00 @国立代々木第二体育館※
※5戦3先勝方式のため、第4戦、第5戦は開催されない可能性があります。

(全試合、NHK-BS1にてライブ放送される予定です)