日本バスケの応援団長
大神雄子アンバサダー

2018年06月27日



文と写真/hangtime編集部

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 6月24日、都内のホテルでJBA(公益財団法人 日本バスケットボール協会)の定時評議員会および臨時理事会が開催された。主な議題は2017年度の決算報告や、三屋裕子会長(再任)をはじめとする役員人事等について。会議の後、記者会見に応じた三屋会長は決算および人事案の承認が得られたことを報告し、合わせて「JBAアンバサダー第1号」の決定を笑顔で伝えた。

 「私のたっての希望で、大神雄子さんにJBAのアンバサダーになっていただきました。これまで一生懸命バスケットのために頑張ってくださった選手が、引退ということで協会との関係が切れてしまうのはあまりにも寂しい。特に大神さんはメッセージ性があるし、アピール度も最高にある人なので、バスケットの普及や広報活動に携わっていただきたい。女子に限らず男子も、トップからミニまでの大きなくくりで、バスケットの価値の向上に向けて活躍していただきたいという、私の熱い要望をお伝えしました。そして、“JBAアンバサダー第1号”にご就任いただくことを臨時理事会にて承認をいただきました」(三屋会長)

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 熱烈なラブコールに応えた大神雄子の思いもまた熱い。
 「第1号アンバサダーに就任しました、大神雄子です。よろしくお願いいたします! 先に三屋会長にお話しいただいたように、とにかくバスケットボールを知っていただいて、観ていただいて、そして支えていただくということが、どれだけ大切なことなのかを、自分自身が全身で表現していきたい。国内外問わず、いろいろなところに行けるフットワークが(現役終えてまだ間もないので)、一番のアピールポイントです。時には応援団長として、ミニバスから中高生、大学生、もちろん日本代表でも、声を張り上げてバスケットボールに一生懸命向き合いたいと思っています」

 記者からは、早速、週末(6/29)の男子日本代表の試合について、一番目の仕事になるのかとの質問が出た。すると、
 「アンバサダーとして、いや応援団長として、千葉に走っていく勢いで、走れないですけど(笑)。ちゃんと車で駆けつけて、会場では松岡修造さん並みに熱く日本代表を応援する、というよりも一緒に戦う、ですね。その思いを伝えていきたい。皆さんの応援の力が重要なこともわかっていますから、気負うことなく一緒に戦いたいですね」と応じた。

 こういうコメントこそ三屋会長が求めている一面であり、間違いなく日本バスケの応援団長に相応しい存在になりそうだ。ただ、それだけではない。
「選手たちとはより近いところにいますから、選手たちの思いをJBAに伝えながら一緒に変化していきたい、一緒に盛り上げていきたいという思いがあります。そういう部分でも、三屋会長をはじめ日本協会の皆さんと合致しました。自分がやれることは精一杯やっていきたいと思っています」と、改めて決意を語った。

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 大神はさらに、女子のトップリーグのW.LEAGUEについて、外国籍選手の登録や日本人選手の登録期限、移籍などに関心を寄せている。これは、女子バスケ全体の強化や普及に関わるテーマであり、JBAとリーグの連携が不可欠となる。

 「外国籍選手の登録については、早く一緒にプレーできるようになってほしいという願望はあります。私もアメリカや中国でプレーしてきましたが、違う文化に触れたり、プロフェッショナルのマインドに触れたりすることで、選手だけではなく、コーチングスタッフやフロントスタッフも、『もっとこうしたほうがいいんじゃない』というイメージが湧くと思います。外国籍の選手やコーチがいる環境が普通になるのは、競技レベルだけではなく、カルチャーとしてもさまざまなものを受け入れられるので賛成の立場」と、これまでの経験に裏づけされた意見を、積極的に発信していく大神アンバサダーの今後の活躍を大いに期待したい。

 繰り返しになるが、まずは今週末の千葉ポートアリーナだ。大神アンバサダー、いや応援団長のハッスルぶりを皆が応援する気持ちで声を張り上げよう! 『FIBAワールドカップ 2018 アジア地区1次予選 Window3」を(会場に行けなくても)、日本のバスケファン全員で大いに盛り上げたい。