女子ナショナルチーム
合同キャンプ2017

2017年12月14日



文・写真/皆人公平
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女子バスケットのJapan’s Way
 日本バスケットボール協会(JBA)は12月11日、12日の2日間、『バスケットボール女子ナショナルチーム合同キャンプ2017』を開催した。「合同」の意味は、世代を超えた女子日本代表チームが集まって行うキャンプだからだ。参加したのはアジア3連覇を達成した「AKATSUKI FIVE」女子日本代表、銀メダルを獲得した女子ユニバーシアード日本代表、史上初の世界4強入りを果たした女子U19日本代表の選手とスタッフたち。トム・ホーバス女子日本代表ヘッドコーチが中心となって指導を行い、女子日本代表の面々はデモンストレーションとサポート役に徹した。

 このキャンプの狙いは、2018年FIBA女子ワールドカップ、2020年東京オリンピックをにらんだ強化の一環であり、女子日本代表チームがめざす“Japan’s Way”やチームジャパンとしての意識づけの共有にある。また、今後目指すべきバスケットボールスタイルを一貫指導することで、スキルやテクニックにとどまらず、「チームの一員としていかに自分の役目を果たすか」といったメンタル面の共通理解も促す新しい試みだ。

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頂点は高く、底辺は広く
 11月にインタビューをお願いした際、ホーバスHCは「アンダーカテゴリーのスタッフと一緒に強化策を考えています」とコメントしていたが、その1つが今回のキャンプとして実現したようだ。国際大会で好成績を残せば、対戦相手も日本チームの研究に余念がない。今後、国際大会では厳しい戦いが予想されるからこそ、日本も備えが必要となる。

 このようなキャンプが継続できれば、初めて女子日本代表に選ばれたとしても、すぐに適応できるだろう。トム・ホーバスHCは「ケガ人が出た場合、すぐに代わりの戦力として活躍してくれるでしょう」と、新戦力の発掘も期待している。この日、練習後の囲み取材では「新しい選手が私のレーダーに引っかかりますよ」と笑顔を見せた。

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憧れの選手はライバル
 アンダーカテゴリーの選手たちにとってはまたとないチャンスである。同じ練習メニューをこなし、先輩たちからアドバイスを受けることでモチベーションは格段に上がる。きっと「身近な目標」になるに違いない。もちろん、アドバイスする“先輩たち”も負けるわけにはいかず、サポート役を務めることで、自分のプレーをふり返りながら、さらなる進化を目指すはずだ。

 年齢やキャリアにこだわらず、常にスキルを磨き、常にチームプレーの習得に努め、常に高い意識で競い合うことができる、そんな環境づくりが“Japan’s Way”には欠かせない。次々と新たな目標をクリアしていく女子ナショナルチームの今後の活躍に、大いに期待したい。