NBAへ行くために
田中力、IMGアカデミーへ進学

2018年06月07日



文:川西祐介

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左からIMGアカデミー バスケットボールディレクターのブライアン・ナッシュ氏、田中力、IMGアカデミー副代表のクリス・チャチオ氏

 横浜ビー・コルセアーズU-15に所属していた田中力が、アメリカのIMGアカデミーに進学することを報告する会見が開かれた。

 田中は神奈川県の坂本中学校の出身で、ジュニアオールスターでは神奈川県代表を優勝に導いた。また、3年生時には、史上最年少の15歳5カ月で日本代表候補に選出されるなど将来を嘱望される存在。

 田中が進学するIMGアカデミーは、アメリカのフロリダ州にある、世界最大級の総合スポーツ教育施設。もとは、テニス1種目から始まり、錦織圭が通ったことでも有名だ。今はバスケットボールを含めて8競技のプログラムがあり、世界80カ国からおよそ1,200人の生徒を受け入れている。”スポーツ”のイメージが強いが、あくまで学校。スポーツ一辺倒ではなく、勉学とそして人間性を伸ばすことを目的とする。

日本のバスケを強くしたい
 田中はIMGアカデミーに進学する理由を「子どものころお兄ちゃんと動画サイトでたまたまIMGアカデミーの試合を見たことがあって、そのころから憧れていました。『ここに進学する』なんて冗談っぽく言っていたのに。だから最初にオファーをもらった時は嬉しかったのと同時に、信じられなかったです。それからIMGアカデミーでプレーする姿を見てもらうことで、子どもたちに『夢に向かって精一杯頑張れば必ず叶う』というメッセージになると思いました」と語った。

 会見に同席したIMGアカデミー バスケットボールディレクターのブライアン・ナッシュ氏から#2のユニフォームを受け取ると、笑顔を隠せなかった。#2を選んだ理由は、憧れのNBAプレーヤーであるカイリー・アービングにちなんだものだそう(アービングはクリーブランド・キャバリアーズ在籍時に#2をつけていた)。

 だが、IMGアカデミーに入って、その先のことについて話す時は真剣な眼差し。「トップクラスの高校で、自分のできる限り精一杯やる。そして、まずはアメリカの大学、NCAA Div.1の大学に行きたい。NBAはその先にある。そして、日本代表に入って活躍したい。日本のバスケを強くしたい」と意気込みを語った。

 ユースチームのヘッドコーチとして田中を指導した白澤卓氏が「力は夢のスタートラインにようやく立ったところ。彼の成長を見守りたいし、応援したい」と言ったが、それは日本のバスケファンみんなの気持ちだ。