横浜アリーナの2日間
“歓喜”と“安堵”、“無念”と“後悔”

2018年05月28日



文:皆人公平/写真:B.LEAGUEphoto_484699

 2018年5月26日(土)、27日(日)の両日、B.LEAGUE 2017-18シーズンを締めくくるビッグイベントが横浜アリーナで開催された。26日はB.LEAGUEの二代目王者を決める、CHAMPIONSHIP FINAL、27日は「B1・B2入替戦」と「B2・B3入替戦」である。

シーズンを通して練り上げた戦術
 FINALで激突したのは東地区を制した千葉ジェッツと、同地区2位のアルバルク東京。レギュラーシーズンの対戦成績はA東京が上回っているものの、シーズン後半の戦いぶりからは「千葉有利」との声も聞かれた。

 速い展開を得意とする千葉に対し、A東京はハードワークで培ったディフェンス力で対抗。互いに初めてのコートであり、シュートタッチに微妙なズレが生じるのは致し方ないところだろう。アウトサイドの展開力で優る千葉がシュートを決め切れずに苦しみ、徹底してインサイドを攻めるA東京が着実に得点して流れをつかんだ。

 前半を終えて10点のビハインドを追うことになった千葉。今シーズンの戦い方からすれば「射程内」のはずだった。が、A東京のバスケットは、このFINALでかなり高い完成度に達していたことを証明した。3Qは18‐16でA東京がリードを広げ、4Qは24‐11と完全に突き放し、結局85‐60でA東京が二代目王者となった。

【B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18 FINAL】
アルバルク東京 ○85‐60● 千葉ジェッツ

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安堵と無念、後悔の入替戦

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 27日の入替戦は、先にB2最下位の岩手ビッグブルズが、B3からの昇格をめざす東京八王子トレインズの挑戦を受けた。試合は出だしから八王子のペースで進み、前半を終えて31‐39と八王子がリード。3Qではさらにその差を広げ、41‐62として、B2昇格をグっと手繰り寄せた。最後まで自分たちのペースで戦った八王子が、55‐83でB2昇格を勝ち取った。

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【B2・B3入替戦 2017-18】
岩手ビッグブルズ ●55‐83○ 東京八王子トレインズ

明暗を分けた「あと1本」のシュート

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 その後に行われたのが、B1・富山グラウジーズとB2・熊本ヴォルターズの入替戦。2日間で3試合が行われたが、この試合が一番白熱した内容になった。互いの意地がぶつかり合い、まさに一進一退の攻防が続く。リードチェンジは2回しかなかったものの、同点の場面は16回を数え、1プレーごとにファン・ブースターのどよめきが渦巻いた。結局、4Q早々逆転に成功した富山がそのままリードを保ち、来シーズンもB1で戦う権利を守り切った。

【B1・B2入替戦 2017-18】
富山グラウジーズ ○88‐85● 熊本ヴォルターズ

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