金沢木田、アグレッシブなプレーで
地区優勝のキープレーヤーへ

2018年02月07日



文:川西祐介/写真:B.LEAGUEphoto_385883a

 現在、B2中地区で3位につける金沢武士団。地区首位のFイーグルス名古屋を4ゲーム差で追っている。B2は各地区1位のチームとその他のチームで最高勝率を収めた1チームの計4チームしかプレーオフに進めない。現在は西地区の勝率が高いため、金沢としては地区1位の座をなんとしても手にしたいところだ。

 hangtime本誌Issue006の取材で堀田剛司ヘッドコーチは「シーズン前半戦はチームづくりをしながら上位についていき、後半戦で勢いをつけて首位を奪取することを狙っている」と話してくれた。

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地区優勝を目指すチームでスターターに
 そんなHCの目論見を体現する選手が、特別指定選手として加入した木田貴明だろう。彼は地元石川出身で、青山学院大学に在籍。大学ではキャプテンを務める、アウトサイドシュートに定評があるプレーヤーだ。昨年のインカレ終了後、12月のFE名古屋戦からチームに合流した。

 チームの彼への期待の高さは、合流が12月になることがわかっていながら、加入のリリースがシーズン前の9月になされたことからもわかる。そしてここまで、彼はその期待に応えている。

 昨年末の秋田ノーザンハピネッツ戦よりスターターに抜擢されると、そこから8戦連続でスタメンを張っている。堀田HCは「思い切りの良さをかっています。3Pシュートも積極的に打っていますし、ペイントへのアタックも恐れず行く」と、抜擢の理由を述べてくれた。

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物怖じしないアグレッシブなプレー
 その積極性の高さは、先日の茨城ロボッツとのGAME1でもみてとれた。フィールドゴールの試投数はチームトップの14本。いくら「思い切りよくいけ」と言われたとしても、若い選手にはありがちな、ベテランへの遠慮などが出てしまいそうなところ。だが、木田にはそういったことはなく、フリーであれば打つ、ということがしっかりとできていた。だからこそ、この日も19得点とチーム最高を記録し、勝利に貢献した。

 木田に話を訊くと「“外のシュートは打っていい”と言われていますし、自分でも武器はこれだと思っているので、フリーの時にパスが来たら思い切って打つというのは意識しています」と言う。言葉だけでなく実行に移せるところが、彼の魅力だ。

 逆に課題は「3番のポジションでもポストプレーを仕掛けてくるプレーヤーへのディフェンスです」とのこと。確かにこの日もマッチアップした茨城の眞庭城聖にインサイドで得点を許す場面が散見された。

 この課題に対しては「プロとしての体づくりをしながら、実戦ではボールを持たれる前のディフェンスだったり、必要なボディチェックだったりにしっかり取り組みたいです。ポストディフェンスで穴だと思われたくない。ディフェンスでもしっかりチームに貢献できるようにやっていきたいです」と言う。課題の克服に必要なことをしっかりと把握していることに加えて、“自分のところでやられたくない”という気持ちの強さも感じられるコメントだ。

 「チームに合流してまだ3カ月ですが、コートに立てばそんなことは関係ないと思っています。試合に出たら持てる力を出し切ります」と、チームの勝利への意気込みも語ってくれた。シーズンは折り返し地点。金沢は堀田HCの思惑通り地区首位を獲れるか。木田がそのタスク実現のキープレーヤーとなることは間違いない。

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